この1年間休学していましたが、明日から正式に4年次に復学します。
忘備録としてエントリを書きます。
(あと、いつも人に話すときに何してたか説明するの難しいのでまとめ)
【休学の目的】
「自信をつけること」を第一の目標にしていました。
昨年度3年生で就活をしていたとき、夏インターンのESや面接で何もぴんとこずどん詰まりになっていたのですが、それは自信が全くなかったことが原因でした。はっきり自分の意志を持つということをおろそかにしていた、ということに気がついたのがその時期でした。
しかし、それから携わった3年後半の学生団体を通じてさまざまな人を通じて、自分の意志を貫く尊さに気が付かされたのでした。
自分よりも年下の人たちが、家族や周りの評判なんて気にせず道を切り拓いているのが格好よかった。
それに対して自分はどうか。常に周囲を気にする人生じゃなかったか。
せめてこの1年間で、自分が感じたことをおろそかにしない、自分の責任でいろんな選択をする、という経験を積みたかったのでした。
そして、友達の家にあった本を(なぜか)行動指針にしながら進むことを決めました。
この頃の自分、向こう見ず過ぎなのだけど、あながち間違いではなかったと思いたい。
やったことのひとつひとつは、他の人からしたら取るに足らないこと、自分探しだとバカにされても仕方のないことです。今でも表立って言うのは結構恥ずかしい。
だけど目標の「自信をつけること」だけはぶらさず、そのための自分を表現することだけは意識していました。
【やったことたち】
①広島の離島で2か月間住み込みバイト
大久野島で寮生活をしていました。
どこかでリゾートバイトをしてお金を稼ぎたかったのですが、瀬戸内海に住みたいという夢があったので、どうせなら叶えてしまおうということで着陸。
従業員以外住民がいない、地図から消された歴史もある闇の深い島でした。異常なほどうさぎがいて癒されたので、何とか生き延びた。怖かった。なかなかカオスな場所だったなあ…
休日にしまなみ海道で出会った人に感化され、じぶんの方向性が見つかりました。
今でもはっきり方法が分かっているわけではないけど、私は人と人の関係を祝福しながら生きていきたい。と思っています。
また、ここで出会った高校生と数か月後につながり、プレゼンコンテスト出場の手伝いをすることになります。不思議な縁でした。自分にとっても思いがけず、やり残したことを叶える機会になったのでした。
あとこの頃ちょっと痩せてうれしかった。(すぐリバウンドする)
②トルコ~ヨーロッパ1カ月放浪旅
トルコ着ドイツ発の航空券を購入し、トルコ以外のルートは決めずに気ままな旅をしました。
トルコは10日間、友達とふたりで。
周遊する中で、1日1日何か起こらない日は無く、毎晩「なにこの旅…?」とふたりで茫然としあうくらいの濃い旅でした。
あのとき感じたこと、トルコ人に教えられたこと、すべてが自分の価値観の礎になっています。過言ではない。
(後日、恩人の1人であるトルコ人と新宿で再会した)
一緒にめぐった友人が心から明るい人で、本当に幸せだった。ありがとう。またサバイバルな旅がしたい。今度は体力に気を付けましょう…
友人は授業があるので別れ、その直後夜行バスで単身ブルガリアへ。3週間ひとり旅です。
思い出は語れば尽きないけれど、2つだけ。
ブルガリアで、もう一人の母とも言える存在のローザに出会ったことが大きかったです。彼女に存在を肯定されたことで、私の実存的な問いにほぼ決着がつきました。
あとは、ボスニア・ヘルツェゴヴィナのサラエボの夜景がほんとうにほんとうに美しかった。その後わかった歴史的背景や、人々の穏やかさが切なくていとおしい。この国を生涯想っていきたい。
いつかまたヨーロッパに行けるなら、旧ユーゴスラヴィアの国々をもう一度訪問したいと思う。
旅の終盤のベルギーでは高校時代からの親友と合流して、オランダを旅しました。この強く生きる友人の価値観を改めて吸収して、私はちゃんと、自分の人生を生きていかなくちゃ、と思いました。
③就活
ヨーロッパを回ったあとのことは、具体的に何も考えていませんでした。
やり残していたデザインを勉強するという道や、文章を書いて生きていきたいという過去の夢を掘り出したこともありました。
けど、試行錯誤する中で、
「いま持っているカードを並べたとき、新卒就職がもっとも自分の可能性を広げる道」
という結論がしっくり来たので、就活を再開しました。
就活は今も継続中だけど、昨年度とは打って変わって、楽しくて仕方なかった。
選考中、よく泣きました。就活の選考で泣くなんて常識外のことだと思う。だけど過去のことや自分の主張を正直に語ったり訴えたりすると、私はどうしても感極まる性質で、22年間ずっと真剣に悩んでいました(卒論にしようとしてたくらい)。
でも、開き直って泣いても話を続けるようにしたら、そんなに気にされなかった。さすがにグループ面接ではしたくないけど、1対1なら戦えることが分かりました。ちゃんと話を理解して、選考を通してくれるのです。
こんなに世界が優しいなんて知らなかったのでした。
これは副次的なことですが、インターンやらプロジェクトやらに本当によく巻き込まれました。就活で出会った人に「あなたよく巻き込まれるでしょ」と指摘された通りでした。
喜々として参加するので収拾がつかないのですが、いろんな体験をさせてもらいました。セミナー運営したり、新規事業の集客したり、銀座のレストランにつれてってもらったり都会のカラオケを教えてもらったり、イチからサイトを作る経験をさせてもらったり。本当にいろいろ。
一部は春からもつづけて関わることになります。
④ガイアックスインターン
就活で拾ってもらったもののひとつ。ガイアックスという会社で地方海外就活生向けのサービスのインターンをしていました(現在進行形)。
地方就活というものに対して不便を感じていて、サービス自体にもともと意義を感じて勝手に広めていたものでした。好きなサービスに携われるのはとても幸せでした。
役に立ちたいな~と思って色々引き受けていたら、まだ会ったことのない(全員リモートなので)インターン生ととても仲良くなれてハッピーだったし、こんなにもきちんと意志を持って活動している学生がいるんだ!と驚かされました。
自分の見ていた世界はとっても狭い。
そして上司にあたる社員の方々のふるまいが神。私たちもこんな人になりたいよね、、、とインターン友達と言い合っていました。
学生のうちに目標となる社会人のモデルを持ててよかった。
春からも、違う形で関わらせてもらいます。より運営に近い視点で!
⑤就活情報共有サイトづくり
これも就活で拾ってもらったもののひとつ。
ひょんなことで知り合った人との共同プロジェクトです。とても自由にやらせてもらえていてありがたい。めちゃくちゃ生意気なのに怒らず対等に意見を交わさせてもらっています。感謝、、、
コロナもあってなかなか就活情報がたまらず、当初の狙いどおりにはいかない部分もありますが、残り学生生活1年間も使って、このサイトを札幌の学生に広く使ってもらえるような、ひいては新たな展開をつくる下地を作りたいと思っています。
【まとめ】
「自信をつける」目標はほぼ達成しました。
就活の段になって、自分の意見を堂々と、心から人に伝えられる自分がいます。
人は変わるんだなと思う。
きちんと自分の人生のハンドルを握れるようになるには、きっとあと数年かかるけれど、もうすぐ大丈夫だと思います。
幸いにも学生生活はあと1年間あります。
時間を大切にしていこう。私も、ただ楽しそうだからと時間や労力を割くフェーズはこれで終わりにしようと思っています。
あとは自分のために時間を使っていかなくちゃ、と思う。まだやり残していることはある。ひとりが持てる愛情は限られていると、人に教えてもらったので。
残りの学生期間、この1年間と同じくらいかそれ以上、有意義なものにしてやろうと思う。遊びも大切にしたい、卒論も丁寧に書きたい。コロナにも負けるなー。