向日性、レオ・レオーニ

エアコンの効いた部屋で、ドライフルーツとナッツが練りこまれたアイスクリームを食べながら、朝まで語る調子で終わりのない話をする。

最近見つけた楽しみだった。彼女の家に泊まること。

 

 

考えなくていいことを正しく切り捨てる賢さと、理性をもっているこの友人は、さらにそれを惜しげもなく共有してくれるので、話すといろいろが解けていく。さらりとアドバイス。彼女ほど体に染み入るのを他に知らない。

 


向日性を持っている人を深く尊敬する。とりわけ彼女のそれは、少しの素質と緻密に積み上げられた経験に支えられていることがわかる。

しずかなのに底はあたたかくて、日々の出来事から得たものを体現できてしまう力。そのふつふつとしたエネルギーを、私はときどき補給したくなる。

 


新宿の改札での別れはさらりとしていたけれど、がんばれ、応援してる、側にいる、なんていう言葉を使わなくても伝わるものがあった。わたしはあいもかわらず芸のない定型文しか贈ることができないのだけれど、それでもいいなと思えた。たぶん伝わっている。

 


ずいぶん励まされた。

 

 

 

それからレオ・レオーニ展に行ってきた。

ペツェッティーノが好き。チコときんいろのつばさのポストカードを買いました。

いつかレオの絵本の技法、水彩と切り絵、で旅日記とか作ってみたい。

 

(タイトルは覚えたてのかっこいい言葉ふたつ)